カラダの仕組みー心臓疾患につながる虚血、貧血、低血圧の違い
2025/09/25虚血、貧血、低血圧と女性に多い病名ですが、その違いについてまとめてみたいと思います。
いずれも血液の循環に関連する病態ですが、その原因と意味はそれぞれ異なります。
【虚血】とは
ー組織や臓器に十分な血液が供給されなくなる状態のこと。
そうなると酸素や栄養素を運べなくなり、組織や臓器が正常な働きができなくなります。
<原因>
・血管のつまり・・・動脈硬化や血栓、塞栓がおきる
・血管の収縮・・・強いストレスや薬剤で血管が急に収縮することでおきる
・外部からの圧迫・・・腫瘍や外傷で血管が圧迫されることでおきる
<関連疾患>
・「虚血性心疾患」ー心臓: 心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が狭まったり詰まったりする
・狭心症ー 冠動脈が狭くなり、血流が一時的に不足した状態。
・心筋梗塞ー 冠動脈が完全に詰まり、心筋の一部が壊死した状態。
・脳虚血や四肢虚血も。
ニュースキャンでストレス度の高い部位や未病としてあがりやすい疾患です。
それに対して女性に多い【貧血】とは
ー血液中の赤血球やヘモグロビン(酸素を運ぶ色素)が減少し、全身の酸素運搬能力が低下する状態。
血液の質的な問題であり、全身に影響を及ぼします。
<原因>
・鉄分不足やビタミン不足、病気など、さまざまな要因で血液の成分自体に異常が起こることで生じます。
<関連疾患>
・鉄欠乏性貧血ー 食事からの鉄分が不足することで起こる貧血。
・出血性貧血 ー 大量出血によって赤血球が失われることで起こる貧血 【低血圧】とは
ー血管にかかる血圧が、正常とされる値よりも低い状態。血液を全身に送り出す力が弱い状態です。脳などへの血流が一時的に不足し、虚血状態を招くことがあります。
<原因>
・自律神経の乱れ、心臓の機能低下、脱水など、さまざまな要因で引き起こされます。
<関連疾患>
・起立性低血圧 ー 急に立ち上がったときに血圧が急降下する状態。立ちくらみを引き起こします。
◎3つの病態の関係性
虚血と低血圧: 低血圧によって血圧が低くなると、脳など高い位置にある臓器への血流が不足し、一時的な虚血状態が起こることがあります。
貧血と低血圧: 貧血が重度の場合、全身の酸素運搬能力が低下するため、それを補うために心拍数が増えたり、血管が拡張したりすることがあります。その結果、血圧が低くなることもあります。
貧血と虚血: 貧血によって酸素運搬能力が低下した状態で、さらに血流が不足すると、虚血による組織のダメージがより大きくなることがあります。虚血 | 貧血 | 低血圧 |
|
| 病態 | 血流が局所的に不足する | 赤血球やヘモグロビンが不足する | 全身の血圧が低い |
|---|---|---|---|
| 原因 | 血管の詰まりや狭窄 | 鉄分不足、ビタミン不足、出血など | 自律神経の乱れ、心臓の機能低下など |
| 結果 | 臓器や組織の酸素不足 | 全身の酸素運搬能力の低下 | 脳などへの血流不足、めまいなど |




